”まちつくり”の公平感とグローバリズム






 
  【3】社会的な再生秩序のための道筋

その「時代の潮流」という大きな一つの「意志」とうねりが働いている中で、そこに登場する様々な人たちは置かれた状況から生まれた様々な欲望や意図に従って行動し、多大な願いのエネルギーをその状況の中に投入しています。その結果、その地域では様々な意図や欲望が「ある特定の時空間」に限定して集積し、その一部は物的空間や歴史的時空間を形成しその周辺に大きな影響を与え続けています。

その特定の時空間で発生している様々な不適合や不調和を発見して対応策を検討しようとするもの(計画者)は、課題の発生した現象の存在する時代の時空間に意識として出来るだけ正確な時空間トリップを行うことを目的にプレゼンテーションを行っていますが、歴史的な古い時代への時空間トリップはなかなかに困難な課題になります。

永く継続している重大な課題について、対応策を検討しようとする者は、課題の発生した現象の中で当面したであろう「利害関係人、ステークホルダー達」が何らかの目的達成のために「意志の展開」によって「事象」が創造されてしまった行程を、様々なシナリオによる試行錯誤によって「再現シミュレーション」を試み、尤もありそうと見られる因果関係を理解することから始めます。その再現された行程を、多くの普遍的なルールに従って観察し評価することによって「不調和が発生した状況や問題点」を計画者や利害関係人たちは比較的正確に理解することが可能になるように思います。

国際社会的に発生したこのような課題を解決するには、その背景に見合う新しい普遍的ルールが必要かも知れません。人類史的展開を背景にすれば、例えば「ユニティに向うための公共の父性の波動」による創造のエネルギーが支援することによって、関係人は過去に発生した課題から低我の放棄をともなうアセンション(課題からの脱出)を引き出すことが可能になるかも知れません。

そのような結果から課題が一般化されて新しい時空間秩序の構築が実質的に進むようになり、それぞれの意志は本来治まるべきところに収まることが出来るようになるかも知れません。
言い換えれば、このことは人類の巨大な宿業、カルマの進行を早める行為であり、それを支援することでもあり、人類史的な多様な配慮が期待されるのかも知れません。そして地球社会における新しい時空間新秩序の形成が、特定地域のコミュニティを形成する特定の意識段階の市民達の手によって試行錯誤され偉大な進行を果たすことに期待が集まることになるでしょう。

また、このシミュレーション・システムによって古い過去に発生した課題に対する再理解の道筋は、プレゼンテーションという名のもとに、当時のステークホルダーの関係人又はその代理人によって提示され、その結果、多くの不調和要因は、解決策の中に具体的に詳細化され新しい創造的解決に向かう展開のための融合接点が明確になるのであります。



   <目次>

はじめに.

【1】歴史的にみる社会的正義と秩序の形成

【2】有限の地球、意識段階そして国際社会とコミュニティのもつ課題

【3】社会的な再生秩序のための道筋

【4】砂漠と森林の思考世界―まちつくりの思考態度

【5】都市再生における新社会秩序の方向

 
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