| 福祉のまちつくり! |
|||
| 3.バリアフリ−からユニバ−サルデザインへ
精神や身体に障害をもった人、高齢者、自活能力のない人など、社会生活を送るうえでハンディキャップを持っている人が、そうでない人と同様に、その時代に見合った健康で文化的な生活が送れるようにする考えをノーマライゼーションと言い、これを建造物などに具現化する手立ての一つをバリアフリーと呼んでいます。道路、住宅、公共建造物、ショッピングセンター等々で、高齢者や障害者の移動障害を除去する手立てがなされています。 建築用語であったバリアフリーは、高齢者や障害者が使いにくい製品などを使いやすく改善することにも使われています。つまり、バリアフリーは、移動障害や動作障害などの存在が前提になっており、不便さを解消していく対症療法的な取組みです。 これに対し、老若男女、障害者健常者すべてが共用できるものをユニバーサルデザインと呼んでいます。いわば、設計段階から高齢者や身障者に配慮する根本療法的な取組みです。たとえば、エスカレーターは、車椅子や幼児用のバギーや買物カートの移動には厄介だし危険です。これを動く歩道を斜めにした幅広いオートスロープにすれば、面積は大きくなるが全ての人が共用できます。面積が大きくなっても、車椅子などの専用エレベーターを設置するよりはコストも低く雰囲気もよくなります。世界最大のスーパーであるカルフール(仏)が日本にも上陸しましたが、北京でもバンコクでも世界中統一した仕様でオートスロープを設置しています。客だけでなく商品の搬送にも使っています。日本でも、大型量販店の新しい店舗で導入しつつあります。公共の建造物にも導入が期待されます。 高齢者や障害者にとって歩きやすいまちは、若者や健常者にとっても歩きやすいまちです。これがユニバーサルデザインの思想に基づいたまちつくりです。 |
<目次> 1.健康でいつまでも活動できる手立てが「福祉」 2.歩きやすいまちつくり 3.バリアフリ−からユニバ−サルデザインへ 4.介護保険制度と福祉情報のネットワ−クづくり 5.「福祉」を意識しなくなれば本当の福祉社会 |
||
| 戻る |